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ファントマ トリコロール・ボックス1911年、マルセル・アランとピエール・スーヴェストルとの共作で第1作目が発表されて以来、カルト的な人気を保ち続けたファントマシリーズ。
変幻自在の怪盗ファントマ、警官ジューヴ、新聞記者ジェローム・ファンドールといった個性的なキャラクターたちが織り成す犯罪小説で、その人気から1913年までの間に32作品というハイペースで発表され、ピカソら多くのアーティストたちからも支持された。
しかし1914年にスーヴェストルが急逝したために、その後はアランのみで執筆を続け、1963年に全43作品で完結した。
人気に伴い度々映画化もされてきたが、本作では1960年代にアンドレ・ユヌベル監督により制作されたファントマ映画3部作を収録。
ジャン・マレー、ルイ・ド・フュネス、ミレーヌ・ドモンジョらスター俳優が集結し、お洒落でポップな仕上がりとなっている。

『ファントマ 危機脱出』(1964年)
パリ警視庁に勤めるジューヴ警部は、TVを通じて世間を騒がす怪盗ファントマを必ず捕まえると豪語する。
しかし新聞記者ファンドールは、ファントマは架空の人物だという記事を書いてしまう。
その記事はジューヴ警部だけでなくファントマの怒りも買ってしまい…。

『ファントマ 電光石火』(1965年)
ジューヴ警部の勲章授与式にファントマからの祝電が届いた。
ファントマは世界征服の目的を果たすため、テレパシー誘導銃を開発していたマルシャン教授を誘拐し…。

『ファントマ ミサイル作戦』(1967年)
人類を破滅させる秘密兵器を入手したファントマは、世界中の資産家たちに命と引き換えに税金を払うように持ち掛ける。
しかし、ラシュレー卿を始め、ジューヴ警部やファンドール、エレーヌたちが手を組んでファントマに対抗し…。

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