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成瀬巳喜男 THE MASTERWORKS（1）『めし』『舞姫』で知られる、東宝が誇る日本映画界の巨匠・成瀬巳喜男。
本作は、成瀬巳喜男監督の生誕100周年を記念してリリースされる、ファン必見のBOXシリーズ第1弾。
黒澤明や小津安二郎と並び称される成瀬監督の代表作5作品が、最高の画質と音質で甦る。
BOXのみの特典として、写真集が封入されている。

■収録内容
『めし』(1951年)
林芙美子の新聞小説を原作にした人間ドラマ。
倦怠期を迎え、ささいなことでケンカを繰り返す中年夫婦と、そこに飛び込んできた奔放な姪を軸に、夫婦の在り方や人間の生きかたなどを浮き彫りにしていく。

『浮雲』(1955年)
林芙美子の同名小説を原作に、自堕落な男と、そんな男に寄り添ってしまう女の姿を描いた人間ドラマ。
共依存の関係に陥ってしまう女の生きざまを、緊張感あふれる描写で追っている。

『娘・妻・母』(1960年)
東京の中流家庭を舞台に、遺産争いに翻弄される、さまざまな世代の女たちを活写した人間ドラマ。
原節子、高峰秀子、草笛光子といった東宝のスター女優が競演している。

『乱れる』(1964年)
高度成長期の波に翻弄される地方都市の家族を軸に、義理の姉弟という社会的なモラルに拒絶された男女の道行きを、抑制の効いた演出で冷徹に描いていく。

『女の中にいる他人』(1966年)
エドワード・アタイヤの『細い線』を原作に、不倫相手の女性を殺してしまった夫と、自分たちの暮らしを守るために夫の犯した罪を隠蔽しようとする妻を描いた、サスペンス・ドラマ。

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