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カメラファン待望の３５ミリフルサイズ、デジタル一眼レフ「Ｃａｎｏｎ　ＥＯＳ　５Ｄ」がついに登場。
本書は、ＥＯＳ　５Ｄをはじめて手にした方が、いち早く使いこなせるようになるための基本情報と、ハイクオリティな写真を撮影するためのテクニックまでをサポートしています。
入門者から中上級者まで、満足してお読みいただける内容を心がけました。
今回は、異なるフィルムのような特性を持つＥＯＳ　５Ｄの「ピクチャースタイル」のキャラクターに注目し、その使い方をメインに編集しています。
「ピクチャースタイル」は、キヤノンが作ったデジタルフィルムとでも言える色作りの画質モードで、スタンダード、人物、風景、ニュートラル、忠実設定などがそれぞれ異なった特性をもっています。
　ＥＯＳ　５Ｄは、画角については、従来の３５ミリカメラと相違はないものの、「ピクチャースタイル」とのコンビネーションによるキヤノンＥＦレンズの描写（赤城耕一氏）、新しくなったＤＰＰの使い方（三浦健司氏）をＲＡＷ現像を中心にして展開しています。
　３５ミリフルサイズのプロ機ＥＯＳ　１Ｄｓ　ＩＩと５Ｄの下位機種であるＥＯＳ　２０Ｄのボディー比較記事（高橋良輔氏）は、上位・下位機種との価格はもちろん、パフォーマンスの相違（ノイズ／画質／操作性など）を紹介し、買い換えの情報として役立つようにしてます。
さらに、「ピクチャースタイル」関連の記事では、実際の銀塩フィルムとの比較もしました。
このほか、多くのデジタルカメラユーザーが求める「デジタルファインプリント」を吉田繁氏にテクニックと操作法を解説してもらいました。
　なお、巻頭ギャラリーには、横木安良夫氏と赤城耕一氏の作品を撮り下ろしです。
　付録ＣＤ‐ＲＯＭには、プロカメラマンがＥＯＳ　５Ｄで撮影した掲載画像を収録しています。
ギャラリー、ボディー関連記事、関連記事、ＤＰＰの使い方などの画像が比較できるなどバラエティに富んだ内容です。
ISBN 978-4-7572-1194-0