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Amazon.co.jp ジャムの雰囲気を伝えて絶大な影響力を誇ったアルバム『Super Session』をライヴで再現しようという試みは無謀だった。
これまで未発表だった本作には、音程がおかしかったりチューンの調子が外れていたりする箇所が当然ながら結構ある。
リズム・セクションは不安定だし、サイモン&ガーファンクルの「59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy)」からエルヴィスのナンバーとして知られる「That’s All Right Mama」までが入ったレパートリーも何だか変だ。
それに、リーダーのひとりであるアル・クーパーは有能なミュージシャンだが、ここではインスピレーションにとぼしい。
しかし、ギタリストのマイケル・ブルームフィールドはむらのない美演で、見事なブルースの技法は、それだけで買う価値ありだ。
B.B.キングの「It’s My Own Fault」で、当時無名だったジョニー・ウィンターがブルームフィールドとグループに加わると、がぜん演奏が白熱してくる。
ウィンターとブルームフィールドは、11分近くにわたってディープなブルースを奏でる。
ウィンターは、この曲を長年テキサスのステージで主要レパートリーとしてきただけに、ヴォーカルやひらめくようなフレージングでオーディエンスを湧かせるのだ。
残りのトラックについては、これほどのエネルギーと興奮が感じられないが、やはりブルームフィールドのギターが聴かせてくれる。
全体的に見ると、本作より数か月前にレコーディングされた『The Live Adventures of Mike Bloomfield & Al Kooper』の方が、ウィンターが参加していないにもかかわらず、このバンドのライヴ・アルバムとしては上出来といえるだろう。
(Michael Point, Amazon.com)
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2012/11/18 (Sun) 04:03:24
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2012/11/18 (Sun) 04:03:24
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