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内容（「CDジャーナル」データベースより）
6枚目のアルバムは、アナスタシアが得意とするロシア作品集。
それもチャイコフスキーのバレエ音楽の編曲ものと、プロコフィエフのソナタを中心に据え、彼女の多彩な表情が楽しめる1枚となっている。


内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
日本を拠点に活躍し、ファンも多いチェボタリョーワの新譜は、ロシアの作品によるアルバムだ。
注目はプロコフィエフのソナタだろう。
これまでのアルバムはほとんどが小品集だったので、大規模な曲はメンデルスゾーンとチャイコフスキーの協奏曲以来ということになる。
元々フルート・ソナタから編曲されたこの作品は、プロコフィエフならではのモダンで親しみやすい美しいメロディにあふれた曲だが、チェボタリョーワは持ち前の豊麗な美音と歌心をぞんぶんに発揮し、とても温かみの感じられる好演になっている。
チャイコフスキーのバレエ音楽を中心とした小品集はもはや自家薬籠中というところだろう。
「くまんばちの飛行」などの爽快な技巧を聴かせる曲も悪くはないのだが、『白鳥の湖』の「グラン・アダージョ」や『四季』の「秋の歌」といった，しみじみとヴァイオリンを歌わせる曲にこの人の美質がより現れていると感じた。
特に「秋の歌」は泣かせる。
(増田良介) --- 2005年07月号