ばいちょ(売価調査)、価格比較とネットでのお買い物を楽に

Amazon.co.jp 『Blinking Lights and Other Revelations』はビッグな重要作品で、同時に破壊的に憂鬱な内容だ。
リスナーがどれだけ真剣なイールズのファンかによって、心理状態の不屈さが承認として受け入れられるか、あるいは警告として働くか異なるだろう。
エヴェレットの妹の自殺、そして父親の死を経て作られたバンドの卓越した2作目のアルバム『Electro-Shock Blues』を経て、「Checkout Blues」「If You See Natalie」「I’m Going to Stop Pretending I Didn’t Break Your Heart」と言った傷心の曲を歌い上げている。
こうした曲から伝わってくるのは、楽器の断片、いくらかの悲しみ、「Theme from Blinking Lights」び重苦しさ、「Theme for a Pretty Girl that Makes You Believe God Exists」の明るさとのボーダーライン上にあるもの、そしてストレートなポップに効かせたさらに一握りのポップ、こちらはまばきするような「Going Fetal」と、皮肉だがアップテンポの「Hey Man [Now You’re Really Living]」に見られる。

2枚組のこのアルバム全体に渡り、『Blinking Lights』の雰囲気はすばやく燃えつき、獰猛な面を表している。
おもしろおかしい「Whatever Happened to Soy Bomb」のような曲が表面に出てくるやや明るい時は、嵐の合間の不吉な一休みのように感じられる。
こうした曲は、エヴェレットの唸るような酔いどれ調のヴォーカルが、『シュレック』のサウンドトラックのように元気いっぱいにもなれることを簡単に忘れさせてしまうが、思慮深いリスナーならば充分に気づくであろう美しさをもっている。
（Tammy La Gorce， Amazon.com）