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定番と言われる日本語ワードプロセッサの1つ。
本バージョンでは郵便番号からの住所呼び出しなどを素早くできるスマートタグ機能や、作業ウィンドウが強化された。
特に作業ウィンドウは利用できる機能も変更され、Word上でオンライン辞典・辞書を調べたり、MSNサーチによる情報検索を行うことが可能となっている。
文書を作成しながら、その場で言葉の意味を調べたり翻訳できるので、作業スピードもぐんと上がるはずだ。


また、おもしろくて便利そうな新機能として「読みのレイアウト表示」がある。
これは、文書に適用すると、設定されているレイアウトに関係なく、１行の文字数や文字のサイズ、表示倍率などを読みやすい状態に最適化してくれるというもの。
急いで文書を読む必要があるときなどに重宝する機能だ。


ビジネスユースにおいて特に注目したいのが、Office 2003シリーズの目玉でもあるXML機能である。
XMLファイルの保存・読み込みができるだけでなく、ユーザーの定義したXMLスキーマを適用したデータの表示・保存も可能となったのがポイントだ。
これにより、例えばWord の作業ウィンドウからXMLを使用してビジネスシステムを取り扱えるソリューションを構築することも可能となった。


このほか、Windows Server 2003に搭載されたWSSやIRMを活用したセキュリティ機能、およびグループ内における効率の良い情報共有・共同作業を実現する機能なども搭載されている。
（秋月昭彦）

紹介(「丸紅インフォテック」データベースより)
チームでの効果的なドキュメントの制作、共有を実現できる日本語ワードプロセッサ。
ドキュメント作成機能や、閲覧機能が大幅に強化され、XMLのサポートにより、XMLを使ったビジネスソリューションのクライアントとして活用可能。
文書保護機能により、文書の書式や編集の種類に制限をかけることができるほか、Information Rights Management(IRM)のサポートにより、ユーザーごとにドキュメントのコピーやプリントアウトの禁止、閲覧期限などのアクセス権限を設定することができ、セキュアなドキュメントの共同作成作業が可能。
さらに、Windows SharePoint Servicesのチームサイトと連携することにより、ドキュメントの共同作成作業が効率的に行える。
また、作業ウィンドウからOffice OnlineやResearch and Reference機能を使用し、インターネット上の様々な情報に直接アクセスでき、思考を妨げることなくドキュメント作成を効率的に行える。
ほか、ドキュメント閲覧に適した表示の追加、Clear Typeフォント(英字のみ)の採用により、液晶画面などでもスムーズなドキュメント閲覧を実現。


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