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内容（「CDジャーナル」データベースより）
いつの時代も衝動に満ちた音楽はヒトの衝動にも火をつけるわけで、{モーサム}もそんなバンドのひとつ。
約1年ぶりの新作アルバムも、パンクやオルタナなどの衝動が詰まったダイナミックな1枚に。


内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
いきなり暴発するような危険な匂いを感じさせる、97年に福岡で結成された3ピース・バンド。
フル・アルバムとしては3作目。
個人的には彼らのインディーズ・ラスト作品となったミニ・アルバム『echo』(01年)で衝撃を受けたクチだが、当時と同様の破天荒さは新作にも当然引き継がれている。
好き嫌いが明確に分かれるであろうモーサムのロックの根底に流れているのは、無意識的にも初期衝動をそのまま詰め込もうとするスタンスだ。
ただし、今回はまた新たなインパクトを与えており、先行シングル「見知らぬところ」で聴かれたような、どちらかと言えばソフトな側面を含めて堪能させる楽曲を始めとして、より整合感のあるアンサンブルが感じ取れる。
表現手法のベクトル変化なのかもしれないが、それでいながら、やはり突然ブチ切れそうな妖しさは変わらずに内包している。
パンクであれガレージであれ、先入観なしに聴いてほしい。
個性派の個性派たる所以、そして真の姿を知る一枚だ。
(土屋京輔) --- 2002年11月号