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内容（「CDジャーナル」データベースより）
{何度も繰り返し聴きたくなるパンク・アルバム}の大傑作である。
ボサ・ノヴァ調の13や{アメリカン・・グラフィテイ}な17など、あまりに唐突で異色なナンバーもまったくもって本気で取り組んでるから余技で終わるわけがない。
澱んだ気持ちが洗われる思いだ。
★
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
トイズファクトリーを離れ、自らの主宰するPIZZA OF DEATHレーベルからの登場となった2年ぶりの新作。
前作が『オリコン』誌チャート初登場4位、昨年の?AIR JAM?では3万人を動員……と、「この音楽性でもここまで売れるのか」と業界に相槌を打たせ、さらには?似て非なるもの?たちのその後の命運すらも大きく左右してしまった彼らだが、ここでのインディペンデント精神再確認は、音楽的な意味での足元確認にも繋がるものであるようだ。
ここで聴かれるのは、元来彼らが持ち合わせていた特性のすべてにより強い説得力をもたせ、しかもより柔軟なしなやかさをもって束ねられた強烈な楽曲群。
しかもドゥ・ワップやラテン調、ブラック・サバスのカヴァーまで飛び出す。
もはやパンク云々とは関係なく、ポップでアッパーな良質のロック・アルバムとして?元気の源?にしたい。
浮かれているようで地に足が着いている。
そこが彼らの魅力なのだとこちらも再確認。
(増田勇一) --- 1999年07月号