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内容紹介 (「2009年版まえがき」から)
私は40年前、博士論文執筆のため大分県に住んで、日本の草の根民主主義はどう機能しているのか、与党・自民党の政治家は選挙をどう勝ち抜いているのかを研究した。
具体的には、顕微鏡的なアプローチで一人の政治家、佐藤文生の選挙キャンペーンを分析して、日本の社会構造、法体系、政治文化の伝統、経済環境などが選挙戦略にどう影響しているのかを探って、『代議士の誕生』を書いた。
当時の自民党は有権者は何を求めているのか良くわかって、そのニーズに応え、「地元利益」のために一所懸命働いた。
田中角栄氏は、貧しい地方に公共事業を割り振る「日本列島改造」論で圧倒的な支持を得た。
佐藤文生氏もほかの自民党の政治家たちも、道路や橋、その他の公共事業を日本の隅々まで行きわたらせ、末端レベルまで経済発展させた功績がある。
「佐藤道路」ができると有権者は喜んで、佐藤氏の票は増えた。
そういう時代であった。
だが、時代が変わって、有権者のニーズは道路や橋やダムにはなく、医療、介護の充実、さらには地方経済の活性化によって若者を地方に引き留め、大都市に出て行かないようにすることだった。
そういうニーズに今の政治が応えていないことが、今回の選挙結果を生んだ最大の理由であろう。
東京など大都市から離れれば離れるほど国民が怒っていると感じる。
農村部は自民党の鉄の地盤であったが、自民党はその社会の変化に気がつかず、変化に対応しなかった。
そればかりか、昔成功したやり方で政治を続けていたことで、選挙に負けたのである。
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日本政治の歴史的転換点となった2009年8月の総選挙。
日本政治、民主主義、選挙を描いた古典ともいわれるのがコロンビア大学教授のジェラルド・カーティス著『代議士の誕生』。
1971年刊行の本書が、新訳で復刊された。
内容は、1967年の衆院選大分二区に立候補して初当選を果たした自民党の佐藤文生候補に密着して、中選挙区制当時の自民党内の公認をめぐる争い、農村部と都市部での選挙の戦略、後援会組織、利益団体との関係などをミクロ的に描いた。
8月30日投開票の総選挙を結果を受け、2009年版まえがきとして「政権交代がなぜ今起きたのか」を新たに書き下ろした。
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