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日経BP企画
20世紀の教訓から21世紀が見えてくる
最近、ユニラテラリズム(単独主義)を批判されることの多い米国ですが、今後も世界の「ビッグブラザー」であり続けるのでしょうか。
米国のユニラテラリズムは今に始まったことではなく、ベトナム戦争はその最たるものです。
ただ、個々の政策の失敗など問題ではないほど、経済的、政治的、文化的ファンダメンタルズ(基礎的条件)の強さは突出しており、今後も揺るがないでしょう。
欧州連合(EU)は経済的には米国の競争相手ですが、軍事的、政治的には利害がほぼ一致しており、米国に成り代わろうとする理由がありません。
中国はまだ発展の初期段階にあり、経済規模はイタリアより小さいのですから過大評価は禁物です。
昨今はテロリズムの脅威がクローズアップされていますが、これは過去50年にわたる中東諸国の政治的失敗が生んだ一時的な病に過ぎません。
今回も米国の独断専行は批判を受けましたが、サダム・フセインを排除し、中東の安定と平和を前進させるという結果を出したのですから、後年の歴史家には評価されると思います。
ただ、米国流リーダーシップは矛盾を内包しています。
自由市場や民主主義といった理想を世界へ広めるほど、中国やインドが経済発展を遂げ、結果的に米国の優位性は低下するのです。
50~70年後、世界の安定が揺らぐ時が来るかもしれません。
(日経ビジネス 2003/08/18 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
出版社/著者からの内容紹介
日本のバブル崩壊を予測したベストセラー『日はまた沈む』から十年余。
英『エコノミスト』誌編集長が、地球の未来を鮮やかに描きだす。
戦争、テロの脅威、貧富の差、地球温暖化、反グローバリゼーション…世界はいま、混乱状態に見える。
著者は20世紀の歴史を検証することで今日の問題を長期的視野でとらえ直し、次のような疑問への答えを明らかにする。
●アメリカのリーダーシップは今後どうなるのか?
●中国、日本、EUの動向は?
●なぜ一部の国はいつまでも貧しく、他の国は豊かになるのか?
●各国の資本主義化、民主主義化は今後も続くのか?
●環境問題はどれほど深刻なのか?
●グローバリゼーションへの抵抗運動は何を意味するのか?
英国流の経験主義に立って人間社会を考察、壮大なテーマをこれほど明快に論じきれる著者は現在ほかにはいないだろう。
イデオロギーに走りがちな日本人に、経済やビジネスを超えて、人間とは、社会とは何かを考えさせる、きわめて示唆的な力作である。
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本 ≫ 社会・政治 ≫ 政治
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2017/08/14 (Mon) 22:28:07
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