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月刊マックパワー（第161号） MacPower書籍の人気シリーズ、掌田津耶乃氏の「AppleScriptでゼンマイびゅんびゅん!!」が帰ってきた。
ただし、本書のキャッチコピーに要注意。
今回は「AppleScriptで」ではなく、「AppleScript Studioで」なのだ。
MacPowerの読者ならば説明は不要だろうが、ご存じない方のためにいちおう解説しておくと、「AppleScript Studio」とは、Mac OS XのCocoaフレームワークをAppleScriptで利用できるようにした仕組みのこと。
つまりこれまでの簡単な自動制御プログラムから、立派な開発環境へと大きくパラダイムシフトしたわけだ。
この衝撃は本書の帯にもあるとおり、「21世紀のHyperCard」と言っても過言ではない。
「Macを使えば何かが作れる」の?何か?が、?音楽?や?映像?を指し示すようになり、そこに?プログラム?が含まれなくなって久しい。
そうした状況がMac OS Xの登場によって多少なりとも見直され、プログラミングをするためにMacを買うようなユーザーが増えてくれればいいと思う。
本書ではアプレットの入門からCocoaアプリの作成、そしてObjective-Cによる機能補完までを丁寧に解説する。
Mac OS Xユーザー全員に与えられている開発の喜び、あなたも味わってみてはいかがだろうか？（編集部・高橋幸治、2003年6月号）