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出版社/著者からの内容紹介
一つの個体を構成する細胞は,すべて同じ遺伝子をもっている.にもかかわらず,発現している遺伝子が細胞によって異なるのはどうしてだろう.どうやって,適切なタイミングに適切な場所で適切な遺伝子が発現するのだろう.本書ではクロマチンの構造変換が,遺伝子発現のON/OFFを制御する仕組みを解説し,「DNAの塩基配列を変えることなく,どうやって遺伝子の機能を変換するか」というエピジェネティックな分子機構を考察する.クロマチンによるエピジェネティクス制御をわかりやすく,詳しく解説した決定版.
内容(「BOOK」データベースより)
一つの個体を構成する細胞は、すべて同じ遺伝子をもっている。
それにもかかわらず、発現している(スイッチがONになっている)遺伝子が細胞によって異なるのはどうしてだろう。
どうやって、適切なタイミングに適切な場所で適切な遺伝子が発現するのだろう。
この制御の中心的役割を担っているのが、クロマチンだ。
真核細胞の核の中で、遺伝子は、クロマチンというDNA‐蛋白質複合体となって折りたたまれている。
そして、そのクロマチンの構造変換が、遺伝子発現のON/OFFを綿密に制御しているというわけだ。
本書ではその仕組みを解説しながら、「DNAの塩基配列を変えることなく、どうやって遺伝子の機能を変換するか」というエピジェネティックな分子機構を考察する。
転写反応の制御からクロマチン構造と制御機構まで説明し、遺伝子量補償を議論し、さらに染色体全体にわたる遺伝子発現の協調的な制御が必要なのはなぜなのか、という問題にまで触れていく。
クロマチンによるエピジェネティクス制御を大きな視点から捉え、わかりやすく、そして詳しく解説した決定版。
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最終調査日時
2011/12/03 (Sat) 04:33:32
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