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出版社からの内容紹介 Bretherickの危険物ハンドブック第7版の出版によせて
化学物質は、エネルギー、材料や食品、医薬、農薬、化粧品などのファインケミカルズとして、我々が衣食住をはじめ、スポーツ、レジャー、文化において、豊かな生活をエンジョイする上でなくてはならない存在である。
その一方、発火・爆発危険、有害危険、環境汚染の潜在危険性を有するものがあり、その製造、輸送、貯蔵、消費、廃棄などのプロセスにおいて、その取り扱いを誤ると潜在危険が顕在化し、爆発・火災災害、健康傷害、環境汚染などを引き起こす。
したがって、化学物質に起因する災害を防止するためには、化学物質の全ライフサイクルにおける潜在危険を理解して正しく取り扱うとともに、必要により適切な対策を講じることが重要である。
化学物質による災害防止の基本となるのが化学物質の潜在危険性評価であり、その第一段階が文献調査である。
Bretherickの危険物ハンドブックは、5000を超える化学物質について、その化学物質単独および他の化学物質との混合時の発火・爆発危険などに関する多くの事例に基づいた信頼できる情報を提供している。
また、引用文献が完備しており、必要により引用文献からさらに詳しい情報を得ることができる。
さらに、化学物質グループの潜在危険性や化学安全に関するトピックスについても記載しており、化学物質安全に関するもっとも信頼できる優れた書といえる。
著者のBretherick氏は英国石油会社在職中の1975年に本書の初版を出版し、化学物質安全の専門家から高い評価を受けた。
そして氏と氏の後継者の超人的な努力により、順次改訂版を出版し、内容の充実に努めてきた。
そして今回第7版の出版を迎えるに至った。
第7版においては、第6版出版後の1999年から2005年の間に発生した化学反応危険事例を調査し、化学物質リストを新たに追加するとともに、既在の化学物質の危険性情報の補充を行い、一段と充実した化学安全情報を提供している。
本書は、大学、教育・研究機関、化学物質を取り扱う産業界などにおける化学物質安全の貴重なデータソースとして、また、危険な化学物質の適正利用を指導する行政機関の参考資料として、必須の書といえよう。
筆者も、化学物質の危険性を調べたり、事故原因の調査を行う際には、まず最初に当たるのがこの本である。
事故を起こした化学物質には、関連した事故例が記載されていることが多い。
事故関係者が、事故を起こす前にその化学物質に関連した危険性を本書のような文献であらかじめ調べていれば事故を防げた可能性もある。
本書を有効に活用して、化学物質安全のさらなる進展に努めてほしいものである。
田村昌三
横浜国立大学安心・安全の科学研究教育センター教授
東京大学名誉教授/工学博士
前火薬学会会長/前安全工学会会長
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最終調査日時
2015/08/01 (Sat) 19:58:38
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2015/08/01 (Sat) 19:58:38
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2012/10/09 (Tue) 08:46:43
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